片目は開けて眠る

naoikazuoki platform

センサー

soundcloud.com

 

前作から4ヶ月も経っている。有体に言えばサボっているのだ。音楽に疲れている感覚があって、それは決して「音楽」のせいではない。

曲名の「顔」というのは本当にその人間の中身が現われるものなので、それを感じ取れない鈍感な人間は顔をじっくり見て話さないという特徴がある。自分にもその癖があって、調子が悪いと人の顔を「感じる」ことが難しくなる。

逆に良いときは目の前の人間の心もとてもよくわかるだろう。

動物はそれぞれ匂いや音で世界を感じている。人間も同じで、その人間固有の世界の捉え方があるようだ。それが特技だったり、生きる術になっている。と、五十嵐大輔のマンガで読んだ。その自分の世界を捉える「センサー」に絶対的な自信を持つときに、「これが俺だ!」と感じ、それを頼りに世界を歩んでいくのだろう。

顔はセンサーの感度の現われともいえる。

この考えに基づいていくと、SNSで「自分撮」を載せているのは、とても意識が高くなっている証拠でもある。

毎朝、家を出る前に鏡に向かってシャッターを切ってみるのもよいかもしれない。新しい身嗜みの、心の整え方だろう。