片目は開けて眠る

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熱海記②

~朝、女将のはなし~

朝ごはんはもちろん焼き魚。うまい。旅館の朝ごはんは何故、あんなにうまく感じるのか。

女将がばあさんなので、じゃらんのポイント割引で予約した事とか、そもそもここに来てから私たちは名乗ってもいないが、「直井夫婦」だと認識されているのか不安だったが、全然OKだった。帰り際、旅館の中庭の鯉を見せてくれた。この子達を育てているせいで、自身は淡水魚は食べられないとのこと。子供の頃に会った文豪の話などもしてくれた。

 

 

初島

さあ、今日は初島にいく。天気は昨日と変わりもんのすごい曇り空。午後から雨だという。

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遠ざかる熱海の町。私は波の尾を追いながら、今、船の上にいるんだなと実感する。練馬区の住人にとって、船は大イベントだ。すごい寒い。

民宿街やホテルもある。住民用の賃貸アパートなどもあり、一周4kmほどだったと思う。灯台にも登った。定食屋の表に水槽があり、選んで食えるイセエビやイカがいた。名前のわからない甲殻類もいた。(いまだ謎)

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海洋資料館や火山資料館、なんか神社とかみているうちに雨が降り出す。もう帰ろう。私のメインは結構「船」だった。船に乗れたのがこんなに気持ち良いと思わなかった。

「カズオキちょっと撮ってくれ!」と言われ、妻の船長姿を写真を撮る。あんなに積極的なことも珍しい。

 

~秘宝館~

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ここはいかなかった。ロープウェイ込みで結構なお値段。ドンチャック達が気になるが、多分、熱海のメインはもうここではないのだ。ここでしっかり自分のシモネタを復習しておくのもよかったが、なんとなくそんな気分ではなかった。

 

~地元の在り方~

最後に、ビーチが見える有名なサンバードという喫茶店で休憩。お話しの好きなマスター。連月荘に泊まったというと「それは他に無くて?それとも選んで?」と言われた。もちろん選んでいったのだが、佇まい的にも地元の人的にはな評価なのだろう。モノズキしか行かないだろうし、地元の人は中を観る機会はそうそうないだろうから。

ビーチもキレイにお洒落になり、花火大会も好評だという。またここから新しい熱海になっていくんだろうなと感じた。

 

良いところを残して、ブラッシュアップして次に進む。当たり前のことだけれど、今の時代のスピード感とは誰にとって心地よいものなのか。心地よさが伴わずにスピード感だけ追求している面ももちろんあるわけで、そのバランスの取り方が今後の自分にとって大事であるなと思うと同時に、また来たいと思う熱海だった。